8/10/2014

2014/08/08 長谷寺の玉鬘

ふたもとのすぎ

源氏物語では、

   前より行く水をば、初瀬川といふなりけり。右近、「二本の杉のたちどを尋ねずは 古川野辺に君を見ましや うれしき瀬にも」 と聞こゆ。 「初瀬川はやくのことは知らねども 今日の逢ふ瀬に身さへ流れぬ」 と、うち泣きておはするさま、いとめやすし。

  能の「玉鬘」では、前シテの里の女がワキの僧を案内して、源氏物語の言われを語る。


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